美の象徴たる女神達

ゼウスの正妻かつ、結婚を象徴する女神ヘラ

それでは嫉妬とは結びつきが強く、また嫉妬の矛先として向けられてしまった女神達の話をしていこうと思うが、真っ先に思い浮かぶ女神といえば何だろうか。代表格として挙げられるのが、意外にも『女神ヘラ』だ。ヘラといえばギリシア神話に登場する、主神ゼウスの正妻であり、結婚を司る女神として象徴されている。余談だが、彼女の性質にあやかって日本では6月に結婚することが縁起のいいこととしてジューンブライドにあやかっている。本来はローマ神話のユノがモデルとなっているが、ユノとヘラは同一視することが出来るとして結婚を司る女神として、世の女性たちに愛されている。

主神の正妻にして、そしてその容姿は至宝の如く美しさを兼ね備えているヘラは誰もが憧れる美しさを持っていることでも有名だった。神話においてゼウスも今時の言葉で表現するなら、イケメンと例えられることもあり、世に言うおしどり夫婦として語られることがある。だがそれも表面的な、それも神話上でも冒頭部分でしか見られない部分でもある。

主神ゼウスという存在は神々の王であり、父でもある存在だ。そのためどの神々よりも神格が高く、数多存在している神々を束ねていることから素晴らしい存在であると語られることもあるわけだが、その実は非常に多情な気質の持ち主として語られている。こういってはあれだが、非常に奔放な性格をしており、ヘラという正妻を持ちながらあちらこちらに浮気相手を作っている最低な神だったりもする。

神様なんだから一夫多妻制であっても関係ないだろうとも考えられるが、こうした気の移り変わりようにはゼウスはともかく、彼の妻であるヘラが我慢の限界を超えてしまう事がある。それこそ嫉妬に駆られた女性ならではの行動、といった常識に捉われないとんでもない復讐を繰り広げることになる。ただ彼女のそうした矛先にゼウスへと向けられたのは数多くある浮気の中で、一回しかない。もちろん神としての実力が違いすぎるということもあるが、それだけゼウスへの愛情が一途であることも同時に意味していた。こんな献身的な奥さんをほったらかして何をしているんだと思ってしまうが、ヘラもどうかと思う行動に出ているので、正直弁明の余地はない。嫉妬の駆られた女性の凄まじさを見れるのがヘラの嫉妬に心奪われた姿、それはまさに悪魔さながらの行動力だった。

美とは力。そして笑顔は美の剣です。

嫉妬深いヒステリックな女神

ヘラがすさまじい嫉妬の神として表現されているわけだが、どのようなことをしてきたのかを簡単に紹介していこう。というより、あまり詳細にはさすがに書けない表現が多々出てくるため、そういったことも込みでなるべく穏便な内容にしながら紹介していく。

ヘラの所業

  • 1:とある女神を牛に変化させて放浪させる
  • 2:またある女神はヘラに騙されて焼死してしまう
  • 3:2.の子供はヘラの策略によって、巨人族に捕食されてしまう
  • 4:かの月の女神の侍女を熊に変えてしまう
  • 5:ゼウスと浮気相手の子供に対してとんでもない殺意を向けて、何でも殺そうと画策した

単純に紹介しても、どれもこれもがゼウスではなく、ゼウスと逢瀬を結んだ女性たちすべてに対してその矛先を向けている。時に動物へと変化させられてしまったと思えば、残忍にも殺害を躊躇わず行ったり、またある時は浮気相手の子供に対してもその嫉妬の矛先を向けるという諸業に出るなど、暴挙に暇がない。

さすがにそこまでする必要はないだろうと考えられなくもないが、これに関してヘラだけでなく、ゼウスにも非がある。事あるごとにゼウスは浮気をしたことに叱咤するだけに留まり、代わりに嫉妬の切っ先は全て自分の愛する旦那様を奪おうとしている女性、そしてその子供たちに絶え間ない復讐劇を繰り広げている場面はシュールを通り越して、笑いを超えた衝撃過ぎる現場が脳裏を掠める。彼女のこうした行動については、怒りに駆られたからという言葉だけでまとめることは出来ないだろう。

ゼウスにも一度本気で起こった事がある

浮気相手に対して盲執とも言える復讐を行うヘラだが、そもそもゼウスの行ったことだからゼウスに対して反撃すればいいだろうと思う人もいるはず。そんなヘラも一度だけゼウスに対して本気の攻勢を仕掛けた事がある、1対1という構図ではなく、彼女に仕える軍隊を引き連れての夫婦喧嘩という名の戦争を繰り広げることになった。結果は、そこはさすがに主神ということもあって、ヘラが敗北を喫することになる。

ゼウスもさすがに愛する妻からの反撃には我慢がならず、敗北したヘラには罰として天空のベッドから吊るされ、その後人間界で反省も兼ねて暮らすようにと縛りを与えた。こうして考えると甘いようにも感じ取れるが、ゼウスは何もヘラへの愛情を失ったわけではなく、彼女を本気で愛していたからだ。だからこそヘラの挙兵という行動にはさすがに動かざるを得ない状況になり、けじめとして主神なりに動いたと、筆者は取ることが出来る。

嫉妬に駆られるヘラを最後にゼウスは受け止めて、戻っていくこともあってヘラはヘラで苦労を背負うことになってしまっている。そういう意味ではヘラもゼウスの浮気癖の被害者として見る事も出来る。

女神についてもっとくわしく
神奈川県川崎市麻生区はるひ野 賃貸情報なら財産バンクまで。 お手頃価格かつ、お求めになられていた不動産をご紹介できます。 詳しくは弊社まで。

それでもやっぱり、ゼウスにベタ惚れ

度重なる不貞行為を繰り返しているゼウスによってヘラの怒りは常に最高潮を迎えているわけだが、そんなヘラに対してゼウスもいつも黙っているわけではない。そのときたまたま思いついたのが、彼女にサプライズをしようと計画したことだった。とある日、いつものように不貞行為をするかのように装いながら出かけた旦那様に対して、ヘラ様のお怒りはピークに達しており、嫉妬に駆られた悪の権化となる悪女が降臨。浮気相手を引っぺがして市中引き摺りの後、腸を引きずり出そうとばかりに計画すると、なんとゼウスがその浮気相手と共に馬車に乗って帰宅するという情報をキャッチした。

そのタイミングを見計らって取り押さえようとする、もはや結婚や慈悲といった女神的要素を失ったヘラが、遂に行動を映して通りがかったゼウスたちの乗っている馬車に突撃する。さすがに登場の仕方と、普段見る事のない鬼気し迫るヘラという名の悪魔に驚くゼウスと、その横にいる浮気相手と思しき女を捕まえようとヘラはその手を伸ばして、纏っていたヴェールを掴んで取り払うと、そこには人ではなく人に似せた木があるだけだった。

どういうことかと呆然としているヘラにゼウスは、

君以外に私の熱い昂ぶりを促す女性はいないよ、私は君だけをいつも考えているのだから。

などと甘言をぬかすのだった。ただ心底信愛しているヘラはゼウスのその言葉を本意として受け取り、結婚という女性達を象徴する女神へと返り咲くのだった。その後当然燃え上がるゼウスとヘラは色々なことしたという。

そんなエピソードが書かれた神話も有り、確かにゼウス自身に大きな問題を抱えているのかもしれないが、浮気を何度となくされていながら最後に帰ってくるゼウスを受け入れてしまうヘラにも問題があると感じるのは気のせいではないだろう。ただこうしたエピソードもあって、ヘラは結婚と慈愛に満ちた美しき女神と称されている一方で、嫉妬深くヒステリックな女神、またはヤンデレ女神などと呼ばれることもあるという。

ヘラもだが、こうしてゼウスの不貞を対象となるのは様々だ。そして彼と共にその体を重ねてしまった女神達の末路は当然、その正妻によって凄惨たる結末を迎えてしまうような展開もある。ゼウスとヘラに翻弄され、原点における大罪の1つ、嫉妬という感情によってその運命を狂わされた美しき女神達は、まだまだいる。

目指すは美魔女
「準社員」には定義はありません。正社員と準社員との違いも会社によって異なりますので、会社に詳細を問い合わせるようにしてください。茨城 求人求人で「正」「準」が示されている限り、会社は問い合わせには明確に答えてくれます。